The one there

 見えるだろうか?
 霞んだ景色の中で、僅かに輝くスターダスト・・
 見ようとしなければ見えないもの
 まるで夢に出てくる蜃気楼のように・・
 

2010年2月2日火曜日

Black mask

ビル内のロビーに設置されたテレビモニターに黒覆面を被った人が映っています。
『このビルは我々の手によって占拠されました。彼の協力により、館内のドアをロックさせて頂きました。逃げようと思っても不可能です。今から皆様には5階のロビーに移動して頂きます。その際、携帯電話も回収させて頂きます。ご心配は要りません。我々の指示に従って頂ければ、一切危害は加えないことを約束いたします。速やかに移動を開始して下さい。』
さあ、この台詞を見て、あることに気づきませんか?
なんだかビルジャック犯人にしては、言葉が丁寧なような気がします。
先日書いた「Death note」でも「麗辞」と解読したように、犯人の使う言葉はきれいな語り口調であることが判っています。
これは、自分の心理状態を隠すためにするんだと思います。
どんなに動揺していても、足がガタガタ震えてても、こういう口調で話していれば、相手に悟られ難いということだと思います。

さて、「彼の協力により・・」の部分で、銃を突き付けられた二宮くん演じる「山際修司」が映されていましたが、協力しているのは彼ではなく、銃を突き付けているもう一人の黒覆面の人物だと思います。
これで確認できる犯人は2人になりました。
犯人は「5階のロビーに移動しろ」との指示を出していますが、「5階」は「誤解」のことです。
つまり「賛辞」に対して不満を持った者が、「賛辞」されている者に対してビル内の人たちが「誤解」するよう誘導しているわけです。
更に「携帯電話の回収」は、メールの改ざんを指しているんだと思います。
つまり、メールのやり取りで「賛辞」の言葉が流れてしまうのを止めようとしたわけです。

恐怖に駆られて、逃げようとする人々が出口を求めて殺到します。
これは「誤解」や「メールの改ざん」から逃れて、真実を探そうとしていることだと思います。
しかし、犯人は銃を持ってロビーに現れ、人々はパニックを起こします。
言うことを聞かない人にはこういう「脅し」を使っていたということでしょう。

『新見社長が90分以内に身代金を持って現れれば、皆さんは釈放願います。ただし、もし現れないようなことがあれば、このビルに仕掛けた爆弾が爆発することになります。』
ここでの「身代金」は、価値ある者の身代わりという意味です。
つまり、前回書いた「人の祖の身代わりを作って崇拝すること」です。
これで「新見社長」が誰だか解かったと思います。
しかし、たとえ「新見社長」を崇拝しても、人々は釈放されるわけではありません。
むしろ、もっと拘束され、真実を隠され騙され続けるだけでしょう。
「爆弾が爆発する」のは、真実が知らされ怒った人々が怒りを爆発させるという意味です。

この時点での犯人は2人なんですが、それが誰を指しているのか解かりますか?
実は、このビルジャックシーンに出てこない人物が2人いるんです。
そう言えば、誰のことかもう見当がつきますよね。

ところが、画面上に不審な点が見受けられました。
このシーンなんですが・・・
拡大して見て下さい。

犯人2人の他に誰かもう1人いるんです。




角度を変えて見てみると・・・

どうも黒覆面をしていないように見えます。
だから犯人じゃないみたいなんですが・・・
館内にいた人でもなさそうです。


これがいったい誰なのか?
まさか・・・スタッフじゃ・・・(汗)


わかった!
転送装置に繋がるカメラで撮影している人だったりして・・

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