The one there

 見えるだろうか?
 霞んだ景色の中で、僅かに輝くスターダスト・・
 見ようとしなければ見えないもの
 まるで夢に出てくる蜃気楼のように・・
 

2010年2月10日水曜日

Concealed circumstances

「新見社長」に電話が掛かってきます。
犯人からの要求のようですが・・・
実は「電話」は通信を意味していて、ブログやメールを指しています。
この「電話に出る」という行為は、ネット上に公開された事柄を意味しています。
これは表向きの会話の内容だと思って下さい。
つまり、「新見社長」は犯人から身代金の要求を受けた被害者であるということを故意に公開しているということです。
故意に公開するということは、実は被害者ではなく加害者であり、それを隠すための裏工作なんです。
現に、電話を取るまでは、自分がやってきた悪行の内容を得意げに部下に話していましたよね。

電話を切った直後に、社長の背後にいた部下が受話器を取っています。
そして『社長!あれ見て下さい。』と発言しています。
何故受話器を取って発言したんでしょうか?
不自然だと思いませんか?
もし、誰かにそのことを知らせようとして受話器を取ったのなら、その前に社長に知らせるべきがどうか聞くものだと思います。
つまり、これも受話器を取った時点からそれを戻すまでの発言が、外部に公開した内容になっているんです。
結局、社長とその部下がグルになって、被害者を装った芝居を公開していることになると思います。

そしてテレビをつけると、事件の報道が映し出されていました。
おかしいと思いませんか?
何故犯人は事件のについての詳細を社長より先にマスコミに流していたんでしょうか?
ここはむしろ、社長は後で知ったという状況を作った方が疑われないという意識が働いているような気がするんですが・・。

ガランとしたロビーの画面左下に「15時11分 残り79分」という文字が出ています。
これは「(午後)賛辞いい分 残り泣く分」となり、賛辞された情報を良いと思った人以外の残りの人たちは、「誤解」をすることで後で泣くような事態になる、ということでしょうか。

携帯が押収され、櫻井くん演じる「富澤友紀夫」と「轟冬子」が「5F」に入ってきます。
この時の2人の会話で、「轟冬子」というキャラクターの性質を知って下さい。
さっき言った言葉とは矛盾した言葉を言っていますよね。
彼女は「富澤」の勧誘を断っています。
つまり、大事なものを守るつもりのない人なんです。
だから、その場その場で発言がコロコロ変わってしまうんでしょう。

この場面でも時間をカウントする数字が映し出されています。
ここで確認できるのは、「7844~7840」です。
これは「7は4×4~7は4×0」で、「7」は「Another world」に出てきた「7機」の飛行機(7グループ)を指します。
「4×4=16(ヒーロー)」「4×0=0」なので、「7グループはヒーロー」という情報が「誤解」されてそうでないと認識されてしまったことだと思います。

その頃、「益子悟」と「飯尾晴夫」は天井裏を進んでいました。
「飯尾」は清掃会社で働いていたというのは嘘で、空き巣で食べていたと言います。
そして閉まっていた鍵を開けてしまいます。
つまり、鍵を勝手に開けて中のものを盗んでいたようです。
これでは心の汚れは落とせませんよね。

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